こんなことは、書くべきではないのかもしれないという思いと、やはり書き留めておこうという思いとの間で、迷った。
でも書こう。
昨夜の夢?で父が出てきた。
最初は、冷静だったのだが、急に激情に駆られ、突っかかっていった。
胸倉をつかみ、殺しかねない勢いだ。
絞め殺してもいいと思った。
もう、死んでいるのに。
生きている時も、死んでからも、こんな怒り恐怖甘えの混じった感情を味わったのは、初めてだった。
あまりに興奮状態だったので、後で何が起こったのか思い出すのが難しかった。
今冷静になって考えると、父殺しだと思う。
この強さ、この深さから感情が吹き出すこともあるのだ。
鬱屈した感情が充電され、父の出現をきっかけに急激に放電される。
自己抑制が強ければ強いほど、激しく、止めようが無い。
父殺しか?
まさか、自分が生きている間にこんな感情に巡り合うとは思わなかった。

父と私は、穏やかで良好な関係を築いていたと思う。
肩車、キャッチボール、バドミントン、山歩き、海、よく一緒に遊んでくれた。
ソラマメを食べやすく砕いてくれて食べさしてくれたこともある。パチンコの残り玉でだが、私の好きなチョコレートをよく持って帰ってきた。
子煩悩だった。
私も父が好きだった
それでも、あるいはそうであるからこそ、「父殺し」がこんな激しい形で出現したとも思える。
この夢には、父の他に、ヘルパーも出てきた。
彼女は、アクセサリーを色々見せてくれた。
小さく、きれいなものばかりだった。
ここでも、モーエンさんのシナリオの有効性を感じている。