2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
経団連と連合の共同声明だ。 経団連も民主よりに、舵をきるということだろう。 まず、連合と雇用に関する共同歩調をとることにした。 何とも時代は変わった。 もっとも、「雇用」の確保を脅しに、政府のさらなる景気てこ入れを引き出そうという経団連の戦略…
言うのは簡単だが、作るのは難しい。 一応、株式会社なので法的整理は、理屈では可能だ。 しかし、実際にはできない。 潰すコストが、存続させるコストを大幅に上回るからだ。 国際的競争力を維持するために、企業は巨大化することにメリットがある。 開発費…
当然、反小沢の急先鋒の中から選べられる。 これが、定石だ。 小沢としては、鳩山を温存できれば十分だし、無役でフリーハンドというのもやりやすい側面がある。 自民が小沢批判を強め、マスコミ、検察が騒げば騒ぐほどこの「反小沢」人事は、「刷新」や「自…
政治家の健康問題は、そのまま政治問題でもある。 一方、あまり健康問題を強調すると引っ込みが付かなくなるので、両刃の剣でもある。 小沢が「健康問題」に言及したのは、そういう意味で賭けに出たということだろう。 追い込まれているともいえるし、勝負ど…
キャンベル次官補は、2月1日の訪日を決めた。「市長選が日本政府の考えに影響を及ぼしているか聞きたい」と語ったそうだ。 アメリカがあまりに非妥協的だと日本の世論の批判をモロに受けることになる。 アメリカは、傲慢、横暴、反民主主義となる。 勿論避…
これが、一番効果的な政治的決断だろう。 普天間の「掛け金」が急上昇しているなかで、小沢辞任と普天間の決着で、民主の支持率が回復する可能性がある。 これを見越した「監督責任」への言及だろう。 自民の動きが鈍い。 自民は、小沢独裁に対する「地方」…
政治資金規制法の厳格な適用のテストケース。 スケープゴートだろうなと思う。 別に小沢のカタをもつわけではまったくない。 しかし、権限のない野党の党首への資金提供では、贈収賄での立件は無理だ。 我々国民としては、政治資金規制法に期待しているのは…
一つの目安は、民主党に対する支持が自民党に対する支持を下回った場合である。 野党時代にも何度かあった民主の「自滅」パターンだと思えば、納得がいく。 「自浄作用」とは、「上に下がもの言える」かで判断する。 「自浄作用」なら、今でも自民の方が「上…
ダメな銀行を潰せる仕組みを作る。 潰しても、その破綻が増幅しない仕組みを作る。 ところが、オバマショックが止まらない。 今まで流れていた血が、急に止まるのだから、末端は貧血状態から瀕死状態になる。 このオバマショックをきっかけに、アメリカの凋落…
中国の経済的、政治的存在感が大きくなると、当然チャイナリスクを世界経済は担う必要が出てくる。 中国の政治的動揺は、国内にとどまらず、世界政治の動揺を生む。 経済も同様。 中国の金融政策に失敗が、そのまま日本や米国やヨーロッパに経済をおかしくす…
リーマンブラザーズが倒産する。 しかし、なぜか誰もがリーマンブラザーズは潰れないと信じていた。 その根拠は、政府による救済を見越していたからだ。 大きければ大きいほど、潰れないという神話を生む。 一金融機関の破綻が増幅され、「国」が潰れる可能性…
これはある意味、小沢が幹事長である限り「そうだ」と言えるだけで、よろこんで突っ込むとフトコロの深い民主に土俵際でひっくり返される。 自民は、それが分かっていても突っ込むしかないのかもしれない。 変われば変わるものだ。 たった数ヶ月で、民主は「ス…
小沢の言である。 多くの人が「?」だろう。 要するに、「辞める」腹は、決まっているのだ。 様子をみながら、ちょうど良いところで「辞任」カードを切る。 もう下準備はできているだろう。 今は、強気でいき、世論の反発を煽る。 煽るだけ煽って、亀井さん…
自民党の存在意義は、「反共」にある。 レーニンのロシア革命以後西側にとって、いかに共産主義を封じ込めるかが最大の問題だった。 これに対して、自民党は高度成長という処方箋で対抗し成功した。 ここで、実質的な自民党の命運は尽きたのだ。 しかし、目…
既視感がある。 元金庫番の逮捕で、幹事長辞任は必至。 世論の動向をみながら「辞任カード」が値上がりするタイミングで「切れ」ばよい。 このカードを切るタイミングが難しいといえば難しい。 あまりに「幹事長職」にこだわり、自民の追及に折れてしぶしぶ…
権力の柔軟性が増すほど、表現の自由は保障される。 これが仮説。 権力の柔軟性を定義すべきだろし、さらに権力の柔軟化の意味を問うべきだろう。 しかし、面倒なので省略して単なる感覚的用語として使う。 権力の柔軟性が、望ましいものでより平和的、民主…
連日、小沢叩きの報道が繰り返される。 検察も必死、小沢も必死。 小沢叩きももう少し盛り上がり、さらに内閣ではなく、民主に対する支持率にも影響が出てくれば、「小沢進退問題」が浮上するのは必至。 今のところ相対的に「得」をしたのが、「自民」ではな…
過度な競争という言葉はあるが、どの程度が「過度」なのかは、やってみないとわからない。 やってみないとわからないばかりでなく、やってみた結果が一つとも限らず、いつ確定するともしれない。 つまり、修辞としてはありえても、実際には「不快感」の表明…
サイバー戦争勃発? この対立はどういう風になるのだろうか? もっと言えば、どっちが勝つのか? こういう形で、対立が先鋭化するところが興味深い。 実際の戦争とは勿論違う。 しかし、ある「譲れぬ価値」を巡っての戦いという意味では、紛れもなく戦争だ。…
いろいろ考えた。 納税と参政権との関係は深い。 だから、仕事は男、女は家という頃には、女は、男とほぼ同じ政治行動をとる。 だから、女が仕事を持ち、納税するようになって、初めて女性の政治参加が実質的なものでありえる可能性が生まれる。 そういう意…
まず、最初の参政権付与の条件が、男で25歳以上納税15円に注目しよう。 この納税の条件は、徐々に緩和された。 一つの仮説としては、この参政権の緩和は、実質的な参政権の「制限」とセットだったという仮説だ。 権力をもつ金持ちの男達は、決して手放しで参…
日本に在住の外国人に参政権を与えるという問題を考える前に、 1890年の参政権が、男、25歳、15円以上の納税という条件を満たすもののみに与えられた。 何故男なのか? これは、徴兵の義務と表裏一体の関係にある。国家の為に命を犠牲にするものに、見返りと…
中国が統一国家を維持できるとして、どういうタイプの政権が妥当なのかを考えると、やはり「自民党」かと思い上記のような問題設定になった。 とはいえ、中国共産党がそのまま「自民党」になれると思っているわけではない。 不可能だろう。 ただ、支配の「手…
江戸時代、粋な江戸っ子は、宵越し金は持たなかったという。 江戸の庶民は、腕に覚えのある「職人」達だった。 無数の武家屋敷は、安定した「普請」需要を生み出し、賃金も良かった。 永遠に続くかと思える安定した世界と勘違いしてもおかしくない。 仕事が…
室町幕府の絶頂である足利義満の後、父義満にならい再び室町幕府の再興をある程度達成した人物といわれている。 織田信長よりさらに徹底した絶対君主を目指した人物でもあり、延暦寺の焼き討ちも彼が初めてやった。 室町末期から戦国時代への過渡期に、安定…
多くの人が、懐疑的だろう。 中国、インドに勝てそうに無いからだ。 アメリカ復活のシナリオなどというものが、あるとすれば何だろう? アメリカの最大の強みは、「人事」だ。 徹底した「実力主義」 これに尽きる。 そう簡単にマネできることではない。 ユニ…
政治が世襲に向かうのは、競争より安定を政治的には求めたといえる。 一方、「世襲」批判は、安定を求める既得権益集団に対する抵抗とみることができる。 「世襲」とは、「実力」よりも「身分」を重視するという意思決定だ。 「世襲制」が揺らぐとき、分裂が…
似たようなものだと思わない方がいい。 バーチャルは、無重力でありえるが、シュミレーションでは重力は存在する。 バーチャル空間でもシュミレーション空間でも確かに人は死なない。 そういう意味では、確かに似たところもある。 しかし、原理的にはシュミ…
「下克上」を引き合いに出すまでもなく、不安定で戦乱に明け暮れる時代は、「実力主義」だ。 ルールがあるわけではないので、暗殺、毒殺、謀略も実力の内だ。 一方、平和な時代は、「世襲制」がその典型だが形式主義で、その実力より形式的な条件を満たせば…
政治家に発明的な資質は、必要ない。 むしろすでに試され、ある程度成功している事例を「採用」するだけでよい。 自分が優秀である必要はないが、「優秀」さがどういうものかを知っている必要がある。 つまり、メタレベルでの選択眼が必要だろう。 おそらく…