2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧
格納容器の密閉性が一番期待できる一号炉で「水棺」を始めたものの、予想より圧力が下がり、元の注水量に逆戻りさせた。 「圧力」低下の理由は、温度の低下によるもの推測している。 ただ、注水量を増加させているので、格納容器内には水が溜まってきており…
以前紹介したサイトに追加の考察が今日の日付で書かれている。 佐々木祥介先生だ。 信頼できると思う。 最新の情況を分析すると同時に、臨界のシナリオも書かれている。 とりわけ「考察119」は、リアル過ぎる。 https://sites.google.com/site/physicscomsas…
福島原発事故の情況は、収束どころか悪化してる。 実質やっている事は、注水だけ。 その水は、圧力容器、格納容器から漏れている。 注水量は、冷却に必要な量より一桁少ない。 さらに、この注水した水が全く炉心に到達できていない可能性が高い。 これから結…
東電は塩素38は、検出されなかったと最近「訂正」した。 しかし、 下記のサイトで、限られた東電発表のデータから「再臨界」についての結論を得ている。https://sites.google.com/site/physicscomsasaki/home このページの「考察113」の中である。 完全に理…
一号炉で、事態が変化している。 格納容器の強度に問題がある上に、密閉性にも疑問があるのだが、そんなことは言ってられない情況があるようだ。 現場は焦っているのか? この炉の原子炉圧力は日々増加している。 放射線量は、増加したと思ったら、その後、…
政府は、許容被曝線量を100ミリシーベルトから250ミリシーベルト、そしてさらに上げたいらしい。 世論の動向をみながら、作業員の「命」を天秤にかけようとしている。 また、20キロ圏内を「警戒区域」に指定した。 この二つの事実から言えることは、事態は「…
昨日、二号炉で水位が低下した。 燃料棒の露出が進んだ。 注水量を絞る事は、危険なのでおそらく同じ量だけ注水しているはずだ。 にもかかわらず、炉心の水位は下がっている。 これに対する合理的説明は、圧力容器の「穴」が多くなったか、大きくなったこと…
二号炉での原子炉温度の注水口と下部の温度が、徐々に上昇している。 二号炉はタービン建屋で高濃度汚染水がみつかっていることや、圧力データから、圧力容器も格納容器も大きく損傷していると考えられている。 注水した水は、高濃度汚染水として垂れ流され…
新しい動きだ。 東電が「チェルノブイリの数倍の連鎖爆発という最悪シナリオ」を想定して、それを避けるために動き始めていることを示している。 東電が何を言うかではなく、何をしようとしているかをみれば、「今」がわかる。 福島原発には、炉心にある核燃…
保安院からチェルノブイリと同じレベル7の発表があった。 しかし、チェルノブイリの一割にしか過ぎないという。 東電からは、チェルノブイリ以上の可能性についての発言があった。 どちらを信じるか? 菅首相は、一歩一歩、いい方向に向かっていると国民向…
文字通り命がけの作業が続いている。 しかし、注水された水が、圧力容器の穴、格納容器の穴からもれ続けている。 そして、作業員達は、この汚染水の移送を行っている。 汚染水の移送が完了したら、持続可能な冷却装置を設置することが次の仕事ということにな…
保安院は、レベル7でチェルノブイリに並ぶ原発事故と認めた。 このレベル7には、「再臨界」が既に含まれているとみてよい。 レベル7とは、そういう意味合いを含んだ婉曲な言い方なのだ。 水蒸気爆発が起きれば、レベル8でもおかしくないと思う。 なぜなら、…
一方に、原子炉は「安定している」という東電の発表がある。 他方で、枝野長官は、半径20キロ圏内の「警戒区域」への変更を検討している。 東電を信じるならば、避難地域範囲は順次解除されるべきだろう。 「安定」しているのだから、危険は縮小しているはず…
作業員の方々の間で、政府が決めた250ミリシーベルトに対する「抵抗」が報道されている。 当然だと思う。 当初から危険な高放射線量下での作業不可避とみて、急きょ引き上げた基準でしかないからだ。 ちなみに、自衛官の死亡保障も引き上げられている。 東電…
現在の最悪シナリオをタイトルにしてみた。 現在、世界中で「こうならないように」努力している。 だから、それを信じたいとは思う。 しかし、一方 「こうならないような」努力が失敗した時のことも考えておくべきだと思う。 いわゆる「万全」を期するために…
とても、異例の「訓練公開」だと思う。 報道レベルでは、福島原発は収束に向かっていることになっている。 それなのに、アメリカ軍だけやけに張り切っているようにみえる。 おそらく、「宣伝」だろうと思う人もいるだろう。 普通であれば、私もそう思う。 し…
燃料棒の溶解し、こぼれおちた核燃料ペレットの「再臨界」が、余震の振動により「活性化」したと考えれば分かりやすい。 放射線の急激な増加も、窒素注入による増加分もあるだろうが、直接再臨界による放射性物質の増加と考える事が出来る。今日になって「水…
米国NRCの見解として、福島一号炉の圧力容器から核燃料が溶け出し、格納容器の底部に落ちているという。 これは、いずれ水蒸気爆発を起こす可能性が高いということでもある。一方、東電は、圧力容器と格納容器の「健全性」は保たれているという見解だ。 …
どうも再臨界が確実なようだ。 Cl38が検出された。 中性子が捕獲され、Cl37が38に変化したのだ。 半減期は短かい核種なので、まず間違いなく、再臨界が起きている。 恐ろしい。 ホウ酸や制御棒が機能していないのではないか? 小型の「原子爆弾」に水を…
緊急であれ、予備であれ原発の冷却装置が作動すれば、福島原発の山場は過ぎるというのは、どう考えても「デマ」である。 このような「デマ」を国民に信じ込ませようとしているとしか思えない。 圧力容器には、水が注入されている。 しかし、燃料棒は露出した…
米原子力委員会は、東電に一号炉の水素爆発の危険性を指摘し、窒素ガスの封入をアドバイスしたそうだ。 もともと、格納容器には窒素ガスが存在していたのだが、漏れてしまったようだ。 窒素ガスの封入によって、圧力が増す危険もあるが水素爆発よりは「マシ…