2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

なんとなく気になるロシアの動向

日米韓共同の対北朝鮮制裁にロシアが乗ってくる。 変われば変わる物だと思う。 何も変わらないのが国益の追求だろうから、ロシアは同調するメリットがあるのだろう。 北朝鮮の核実験は、国内の後継者問題とリンクした国内問題のような印象があるので、ロシア…

超自我

正しさとか良識といわれるものの正体は、この後悔にある。 後から悔やむのだ。 あの時、別の「選択」をしていたら、別の「結果」になっただろうという想定のことだ。 テキト−に「選択」をグルーピングし、「結果」もグルーピングし、その間に相関関係を打ち…

超自我

超自我といえば、フロイトの用語だ。 まあ、厳しく、支配的で、とりわけ「正しい」父のことだと思えば間違いない。 不良の息子には、煙たい存在である。 不良息子がやがて父より立派な父になるといったハッピーエンドで終わるのが定番かもしれない。 滑稽と…

GM破産

GMが破産申請するようだ。 ここで問題なのは、公的資金を何処まで注入すべきかということではない。 一私企業さえ潰せなくなってしまったアメリカという国家の弱体化、あるいは多国籍企業の肥大化でもない。 むしろ、巨大な研究開発費を調達するための仕組…

石油ショック

今回の世界同時不況は、世界に何をもたらすのか? ほぼ同程度のショックだった石油ショックが何をもたらしたかによって、考えるのがよさそうだ。 石油ショックで重要なのは、石油が値上がりし、それにより製造コストが上昇したことだ。 これにより、技術的に…

自由の幻想

普通、「自由」というと「良いこと」になっている。 しかし、少しでも法律をかじった事のあるものには明白なことだが、自由とは、強者の自由のことである。 政治的には「弱者」であった19世紀の企業家が政治的に目覚めたときに、政治的「強者」であった王や…

モスキート音

モスキート音で公園から若者を追い払うというニュースを見た。 なんとなく面白い。 ニュースに関する反応が微妙で、聞こえない人には、関係ない話だ。 聞こえる人は、自分は若いのだと確認できるチャンスという側面もある。 若く見られたい人は多いから、追…

弱毒性新型インフルエンザ

もちろんリスクは大きいが、今のうちに早めに弱毒性の新型インフルエンザに罹ってしまうほうが、強毒性に変異して初めて罹るより、はるかにマシという「肉を切らして骨を絶つ」式の対抗手段というものもあることはある。 この立場から言うと、現在の政府の対応…

潜伏期間

潜伏期間という言葉が、新型インフルエンザとともによく耳にする言葉になった。 新型インフルの潜伏期間において、人は被害者でも加害者でもない。 当人を含めて誰にもわからないのだから、当然だ。 もし当人が新型インフルに耐性があり、さらに感染力を保持…

裁判員制度

人は裁く。 神は許す。 もし、人が神に近づこうとするなら、許すことを、学ばねばならない。 宗教に意味があるとすれば、これ以外に無い。 人は神ではない。 裁判官ならずとも、四六時中人は人を裁いている。 もし裁判員制度によって、厳罰化、死刑判決の増…

続新型インフルとテロ

新型インフルをテロだとすると。罹患した患者は、テロの容疑者あるいは協力者という位置づけになる。 しかし、一方でテロという犯罪の初期の被害者でもある。 加害者であると同時に被害者でもあるということになる。 テロを防ぐ立場から言えば、犯意なき犯罪…

新型インフルとテロ

新型インフルエンザをテロだとしたら、これほど洗練された手法はない。 ダメージを与えたい国や勢力に、潜伏期のインフルエンザの「同志」を送り込み、劇場、球場、地下鉄、公共機関、枢要な政府機関でウイルスをばら撒く。ただ、受付けで控えめに咳をするだ…

経験と新しさ

古代エジプトでは、年老いた王を殺し若い王に取り替えていたという。 王たるものには、天寿をまっとうする権利が存在しないようだ。 古代王政の野蛮さとして記憶されている。通常、人は経験から学ぶ。ならば、「王」としての成功や失敗から多くを学んだ「老…

政権交代

日本は政権交代というものに対する経験が浅い。 少し歴史の復習をすると、 いわゆる55年体制では、社会主義体制への体制変化に対する恐怖が、資本主義的政権与党に社会福祉的政策を強制した。 この社会福祉的政策が結果的に資本主義的にも「正解」で、分厚…

小沢辞任

民主党の小沢氏が辞任した。 今回世論が一番気にしたのは、西松建設からの巨額の献金だということになっている。 正直「うーーん」だ。 小沢氏の肩を持つ気はない。 しかし、これは世論が誘導された結果だという印象が拭いがたい。 草なぎ剛氏の場合にも同じ…

反実仮想

現実に反することを仮想する。 もし、彼女に優しくしていたら、今頃一緒に桜を見ているだろうに。 などと、詠嘆するときに使う語法だ。 しかし、現実には、彼女に優しくしていないので、一人でわびしく桜を見ている。 となる。 この女々しい表現を平安貴族は…

神上がり

確か陰陽道で、魂が上がることを神上がりと言うと思う。 テレビで見たことがある。 神主が依頼者の女の前で、祈祷を始める。 祈祷がはじまりしばらくすると、組まれた女の人の手が自然に上に上がってくる。 これにより、浮かばれない霊が神上がりをして救わ…