2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
今回の普天間に象徴されるように、極東における中国とアメリカとの軍事バランスは、「現状維持」に落ち着いたようだ。 普天間問題の「見所」は、日本がどの程度「中国寄り」になり得るかという「限界」を中国とアメリカが見極めることにあったと思う。 見直し…
「沖縄の負担軽減策が必要だ。大阪では何も負担をしておらず、安全のただ乗りの状態。沖縄の方には申し訳ない。沖縄の負担軽減についてはしっかりと話して行かなくてはならない。」と発言している。 真意はともかく、民主が福島を罷免したことと比べて、はる…
民主が社民を普天間の問題で切ると言うのは、得策ではないだろう。 明らかに「筋」としては、社民の方が通っている。 政治において、「大義名分」は最も重要である。 また、民主内の社民に近いグループも動揺することは間違いない。 社民に対してだけ、妙に「強…
欧米の植民地支配の「恐怖」が引き起こした明治維新は、地方色の強い封建制から強力な中央主権による国家建設の方向にまとまった。 明治大正昭和と時代も変わり、政治家も、政党も大きく変っても、官僚組織のこの中央集権的性格は不変だった。 いくつかの成…
ちょっと、「勘弁」して欲しい。 私は、「麻生」でさえそこそこ頑張っていたと思っている。 まして、安倍、福田は決して無能な首相ではなかった。 それが、いろいろあったとはいえ、たった一年で消えた。 政党が変わっても、日本の首相が一年交代というという…
需要に対する供給の過剰に対して、供給の過剰により答えようとする動きが起こっている。 グーグルやグリーのような「無料」「タダ」「フリー」のサービスが「普通」になる。 これにより、既存の産業は、ほぼ消滅あるいは収縮する。 少ないパイを多くの人で分…
バイオは、スゴイことになっている。 遺伝子の断片を人工的に合成する技術は既に存在していた。 この遺伝子断片を酵母の中に導入すると、酵母がこの断片を結合し、細菌の全遺伝子が酵母の中で合成される。 一方、別の細菌を処理して細菌の遺伝子だけを脱落さ…
需要の創出といえば、今なら3Dテレビ、電気自動車、エコな住宅、夢みる家電ということになる。 需要の創出というより、買い替えの促進あるいは、高機能化による需要の先食いなので、下手をすると需要の純減かもしれない。 こうした「新製品」が膨大な設備投…
需要に対する供給の過剰。 今の不況からの回復局面を、政策出動による需要の前倒し効果で説明しようとしている。 需要をエコポイントやエコカー減税により「先食い」したのだ。 従って、政策効果が薄れる今年の後半は、景気は落ち込むという「予測」である。 …
日本では、ものもサービスも安い。 外国で稼いで、日本で使うのが合理的だということになる。 多くの企業がそういう選択を強いられている。 日本で一人立ちするには、時間とコストがかかりすぎ、運良く一人立ちできたとしても、すぐに「中古」になって捨てら…
需要に対して供給の過剰という問題。 これに対して、さらなる供給の過剰によって答えようとする。 普通であれば、需要を喚起するとか、供給の制限で望むべき「症状」である。 ほとんど必然的に、無料化へ突き進んでいるというべきだろう。 この動きを先導し…
需要に対して供給か過剰というのが、出発点。 それに対して、シュミレーション化しているのが、日本市場だ。 シュミレーションとは、需要に対する供給の過剰に、さらなる「供給の過剰」で答えようとしているようにみえる。 つまり、限りなくサービスが無料化…
新興国では、立身出世が「生きた目標」でありえる。 そのための学歴資本の蓄積に余念がない。 日本では、そういう状況は精々70年代までではなかろうか? あれから、少なくとも30年は経過した。 いかに「やる気」を維持するかが、最も困難かつチャレンジングな…
需要に対して供給の過剰。 この事態に対して、供給を需要に従って減少させることを思いつく。 必要な量だけ生産すればいいじゃないかという一見至極最もな議論である。 エコでもあるし、「足るを知る」などといって「学校の説教向き」でもある。 しかし、これ…
需要に対して供給が過剰というのが本質的だ。 だから、この国に「問題」がある以上、「希望」もある。 それは、どういうものか? 需要は、新興国では旺盛ということになっている。 彼らの方が、「飢えている」からというのがその理由。 そのため、わが国の企…
「検察審査会」より「検察」の方が相手としてマシなのだから当然そうだろう。 検察もプロとして「不起訴」と判断した以上、やっぱり「起訴します」とは、なかなか言えないだろう。 ところで「検察審査会」にまったく問題がないかというと、それどころではな…
需要に対して供給が過剰。 芸人が何時間もかけて、お店のメニューを全部食べるというテレビ番組に象徴される状況が一般的に存在する。 供給の過剰が「飽食」をもたらす。 椅子が多すぎて、それに座る人が少なすぎるのだ。 こうした一般的な状況では、「行列…
伝統的に、自分の子供の教育は、自分の稼ぎの範囲で行うべきだという考え方がある。 それが親の義務でもあれば、権利でもある。 教育の成果は、当人やその両親や家族の「誉れ」となる。 受益者といってもいいかもしれない。 この考え方をもとに、子供手当て…
その風貌、その育ちゆえとかく「揶揄」の対象になりやすい。 仮に、首相が鳩山ではなく、前原や岡田あるいは小沢だとしたら、普天間がこれほどこじれることは無かっただろう。 「無難で、常識的」な対応を当然のごとく選択するだろうからだ。 その常識に「挑戦…
まず、アメリカが妥協すべきだ。 さらに、地元は、地元と国益のバランスさせるような「経済的な」妥協をすべきだろう。 マスコミは、軍事バランスの崩れにより想定される事態を情報として流すべきだ。 これが、今よりマシな結論を導き出すための「前提」だ。 …
鳩山首相は、首相としては珍しく沖縄のことを真剣に考えたばかりでなく、それを変えようとした。 普通の首相であれば、「辺野古で決まり」で済ませればいい話だ。 私が首相なら、就任早々にそうしたろう。 ところが、沖縄に自分の進退を賭してしまった。 こ…
彼の言動の軽さ、リーダーシップの不在、優柔不断さ。 コレが、鳩山に対する「決まり文句」である。 それは、あまりにも単純化しすぎではないか? 鳩山が全て悪いのか? ありえない話だ。 むしろ、彼は誰もが踏み込もうとしなかった難問に挑戦しようとしたそ…
欧米列強に追いつけ追い越せと頑張ってきた明治維新以後の100年が過ぎた辺りから、何となく「僕の前には道がないので、引返す」みたいな保守性が台頭したと思う。 追いかけているときは、楽しかったのだが、「現状維持」が目標になってしまうと何とも「元気…
中国やインドの市場と比べて、はるかに攻略しにくい、エベレストのように聳え立つ市場がある。 日本市場である。 工夫に工夫を重ねたコマーシャル。 特許の塊、ノウハウやデザインの莫大な集積。 マーケティングにつぐマーケティング。 これでもかこれでもか…