2009-01-01から1年間の記事一覧
第二氷河期突入のようだ。 温暖化の一方で進む氷河期。 氷河期は、生物進化のレベルでは、それなりの成果を生む。 大抵が潰され、殺されるなかで、生き残ったものには、それなりの「理由」がある。 道の無いところに道を作るようなもの。 今までのやり方が通…
株式市場の話。 そのうち、上海はニューヨークを抜くとすると、「ハッキリ」する。 すんなり行きそうにないどころか、大混乱が予想される。 それにしても、新興国の「内需」は凄い。 それだけの「市場」が育ってきたのだ。 新興国は先進国への輸入、輸出頼み…
ASEANと日中韓で、チェンマイイニシアティブが合意された。 日中が主に資金提供して、各国からの急速な資金流出に伴う金融危機を回避する仕組みだ。 IMFが問題なく機能していれば、必要ないのだが、後手に回っている(手抜き?謀略?)ので、独自に「保険」を…
鳩山首相がインドを訪問している。 インドとの関係強化だ。 インドはアメリカ、中国、ロシアとうまくやっている最大の民主主義国家だ。 アジアでは、中国、日本に次三位の経済規模。 そのうち、日本は抜かれる。 対米関係より対印関係の方が重要になる。 こ…
鉱工業生産指数が予想以上の数字だった。 何となく、二番底は回避ということなのかな。 アメリカが最悪を脱して、下支えてくれ、アジア等の新興国が輸出で引っ張ってくれればということだろう。 もっとも楽観的シナリオでは、来年の直接給付で消費が維持され…
鳩山辞任の声が盛り上がらない。 一つには、「ころころ」首相が変わることに対する嫌気がある。 鳩山は、麻生と違って、「謝った」し、「辞めてもいいよ」などというのだから、ますます気が抜ける。 原則やら矛盾をついて、退陣に追い込むなどという真面目な…
今まで、密室で役人と業者と族議員で決め、それを国民に押し付けていた予算編成を、国民に公開したのだ。 これは、行政権力が揺らいでいる証拠だ。 裁判員制度の導入にも同じことがいえる。 これは、司法権力の弱体化だ。 自分で仕切ることが出来なくなって…
今から50年ほど前、利益最優先の大企業が、公害を垂れ流していた。 産業廃棄物で河や海は、汚染され放題だったのだ。 豊かな生活のためには、これぐらいの犠牲は「シカタガナイ」という「資本の論理」だった。 今でも開発途上の国々では同じ論調で、語られて…
中国共産党に限らず、「政党」は普通なかなか自分の「非」を認めないものだ。 一般論としても、集団になるとそういう傾向が強くなる。 一党独裁が正当化されるとするなら、それはその政党が無謬でなくてはならない。 しかし、間違いや失敗は付き物なので、大抵…
岡田はクリントンに米軍普天間基地の移設問題について電話協議したようだ。 双方進展はないようだが、アメリカの懸念に対して「気遣い」を示したということだろう。 共通の価値である「民主主義」を確認したということか? この前の駐米大使との会見が、岡田…
一党独裁批判や多党制導入などを主張しただけで、この罪になる。 西側の人間にとって、なんとも「窮屈」な「雰囲気」を感じるだろう。
石破茂政調会長は、来年1月上旬に訪米し、米政権の関係者らと意見交換する予定だそうだ。 すっかり目立たなくなった「自民」としては、今「話題」の普天間や日米同盟を巡って米国の「実務者」にあって、存在感をアピールしたいところだろう。 アメリカの方…
クローリー米国務次官補は23日、中国当局が作家の劉暁波を国家政権転覆扇動罪で起訴したことに対して、「有罪判決になる可能性が高い政治的裁判であることは明白だ。大国の特質ではない」と非難した。 あなたに言われたくないと中国なら言いたいところだろう…
中国の自動車会社が、ハマーの後はボルボを買った。 本当に買いたいのは、日本車だろうが中々ガードが固いので「仕方無い」のでアメリカからとなる。 中国の経済成長の頭を抑えることになるのは「原油価格」や「資源価格」だと思う。 そのためにも、省エネシ…
エコポイントやエコカーの継続。 住宅エコポイントの導入と1500万まで無税。 子育て世代への直接給付。 こうした政策のアナウンス効果だけでも、少しは効果があろうが、実際の「現ナマ」が動き始める来年あたりから、少し景気がよくなって欲しいと思う。…
中国からみると、日米関係は「悪化」していると見えるようだ。 共産党の機関紙なので、この記事は勿論、「政治的」効果を狙っている。 ある意味、中国共産党の「願望」を表明しているとも「解釈」可能だろう。 一方このメッセージは、日本にとっても、アメリ…
風雲急を告げている。 クリントン米国務長官は、藤崎一郎駐米大使と会談した。 内容は普天間だが、実際は違う。 アメリカとしては、現行案で実行を念押しするということだろう。 交渉の余地など最初から「ナイ」のだ。 日本に基地問題で、先手を打たれてはま…
例えば、日本がアメリカと話をする前に、「中国」にお伺いを立てる。 アメリカにとって、[あってはならない]ことである。 今回の普天間の問題も、「元来アメリカの主権」の問題と考えると、日本への譲歩は「あってはならない」 しかし、この二つの「あっては…
そういう可能性がある。 中国包囲網とでもいうべきものを、日米欧で構築できるのだろうか? なんとなくそういう包囲網をつくらなければ、国際的な力関係が崩れそうだ。 中国にしてみれば、そんな包囲網は嫌だろうから、当然、日米欧の間の何らかの穴や溝や綻…
世論調査によると、「小沢一郎が71.1%。ちなみに、鳩山首相は10.6%だ。」だそうだ。 誰が見ても小沢だろうということのようだ。 こうした名目と実質、建前と本音の使い分けには、大きな効用がある。 つまり、世論の注目が小沢と鳩山との「対立」に集中する…
暫定税率据え置きと子ども手当の所得制限は、小沢の社民、国民新党潰しとみることができる。 小沢が、「国民」が「要望」していると強弁してまで主張したのだから、かなり考えた末の「手」だろう。 「国民」とは、社民的支持者、国民新党の支持者のことだ。 …
小沢は西松問題が致命傷になる前に、鳩山に党首の座を明け渡し、政権奪取後は、「小沢院政」を敷いている。 この「院政」という言葉の由来は、白河上皇から始まる。 当時の政治体制である「摂関政治」から「院政」への転換は、画期的でこれにより「武士」の…
唐の「均田法」を見習って、645年大化の改新後に採用された班田収授制は、六歳以上の農民に一定の「口分田」を与える代わりに「税」を徴収するというものだ。 要するに、六歳以上の「国民」に「口分田」という「生活手段」を配分したわけだ。 生きている…
墾田永年私財法が743年聖武天皇により制定される。 自分で開墾した田畑を自分のものにできるという画期的な法律だ。 これ以後、一生懸命開墾に励むことになる。 働いたものが「報われる」仕組みともいえる。 しかし、この制度変更から全てが始まる。 最初…
794年鳴くようぐいす平安京から、805年には最澄は天台、806年には空海は真言の教えを唐から持ち帰る。 菅原道真が894年にこの遣唐使を廃止する。 907年には、唐が滅んでいる。 この段階で、日本としては「中国」から学びべきものは、なくなっ…
小沢一郎が、政権への影響力を増しているという論評をよく聞く。 しかし、その中身は、極めて「穏当」なものばかりであることに、拍子抜けしたというのが正直な感想だ。 暫定税率の維持とか、子ども手当ての所得制限とか何をいまさらということを「ことさら…
成長戦略を巡っての、供給側を重視する竹中と需要側を重視する管という対立が報道されている。 何だかとても「不毛」な対立というか、抽象的対立だと思う。 極論で考える。 「戦闘機を売って儲けて、豊かになろう」戦略というのを採用したとする。 どうする…
マスコミによれば、決まり文句のように、鳩山首相の「迷走」や「ブレ」や「暴君小沢」の話になる。 これでは、麻生と同じだという方向に話をもっていきたいだけのようだ。 要するに、民主は自民「末期」と同じということにすると「受ける」という感触を得て…
日米同盟が、普天間問題程度の問題でアヤシクなるようでは、中国に足元を見られるのでまずい。 これは常識だろう。 象徴的な事例が、偶然とは思えない形で「天皇」との会見で起こった。 一つは、オバマがあまりにも「卑屈」に深すぎるお辞儀を陛下にしたこと…
これは、微妙な問題である。 一応、特例会見は成立したわけだ。 しかし、政府にタテ突いた長官を首にして、もう少し「融通」のきくのに取り替えるというのほどのことでもない。 これをやると「返り血」をもっとも浴びるのは、小沢だ。 「汚れ役専門」の小沢…