2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
冷戦時代は、体制選択の選挙だった。 冷戦以後は、政権選択の選挙になる。 この体制選択選挙と政権選択選挙とのハザマで、首相が就任しては辞任するということを、痙攣的に繰り返している。 明らかに「故障」していると思う。 冷戦とは何だったのかと改めて思…
穴を掘って埋めるだけでも公共事業としては、「合格」だ。 なぜなら、この公共事業により、雇用が生み出され、この事業に伴う賃金、設備、サービスと波及し「乗数効果」を生むからだ。 公的部門が支出することで、民間の投資不足を補う。 土建国家の真骨頂とは…
需要に対する供給の過剰に対しての一つの解決策は、「戦争」である。 「戦争」により、国家存亡の危機を演出し、「平和」であればあり得ない「潜在需要」を掘り起こし、経済を戦争経済へと変質させる。 戦争状態をコントロールすれば、十分な「需要」を喚起…
これで、自民がやっとのことでまとめた消費税増税に対して、民主はミートしたことになる。 つまり、消費税は参院の「争点」から外れることになる。 事業仕分けが、こうした増税やむなしの世論形成に貢献したと考えられる。 役人達が密室で行っていた予算の配…
AKB48についてさらに付け加えるとすれば、それが「生もの」であるということだ。 野菜とかペットとか卵のように、賞味期限をすぎるとその市場価値は、ゼロどころかマイナスになる。 「生もの」でないものは、情報に関して「タダ」の方向にある。 昨日の新…
AKB48の総選挙において、忘れてはいけない要素に「AKB商法」がある。コアなファンに同じ商品を買わせるために、いろいろなオプションをつける商法だ。 握手会とかサイン会とかと同じ感覚で、総選挙の選挙権を付加価値として付けて「同じ商品」を何度も買…
AKB48の総選挙は、判断の迅速さを担保するためその任期を短く設定し、「民意」を反映しやすい工夫がなされている。 「民意」は浮気なのでそうした工夫は不可欠だろう。 こうして理想的政治形態としての「民主独裁」制度がエンターテイメントの分野で試みられ…
一般に独裁政治に対して「悪」の烙印を押したがる。 しかし、環境の変化が激しい時代には、独裁にはメリットがある。 「判断のスピード」が速いのだ。 例えば、緊急外科手術ではみんなで「合議」してとか「検査」がまだなのでなどと言っているうちに「手遅れ…
AKB48における「選挙権」は、通常プロデューサーが独占している「裁量権」をファンの投票に委ねる仕組みと差し当たりいえる。 これは、プロデューサーが安定してアイドルを生産できなくなっている事態に対応している。 この娘は「アタルハズ」と思っても「…
一足早く「総選挙」があった。 総選挙といっても、AKB48の総選挙だ。 上位12名に入ることが、アイドル生き残りの条件。 選挙権は、cdを買った人に与えられる。 自分の好きなアイドルを「当選」させるために、大量にcdを買い込んだ人もいたようだ。 需要に…
菅直人の内閣は、奇妙な内閣だ。 内閣の中身ではなく、国民のこの内閣への「期待」が「奇妙」なのだ。 菅直人に、我々国民は、ほとんど何も期待していない。 望んでいるのは、「延命」することである。 とにかく、何もしなくていいから「死なないで欲しい」 続…
のように見える。 「小沢」の「重し」が取れて、みんな「幸せ」とでもいった「全能感」に浸っているかのようだ。 しかし、実体は予定されたマイナーチェンジでしかない。 こうした「お芝居」がこれほど「受ける」のだから、政治家とは大した「役者」だと思う。 こ…
別に財務省の回し者というわけではない。 消費税を上げないと、まずい。 いろいろ議論はあることは承知している。 消費税を上げるための、前提条件を数え上げて、先延ばしをしている時間はそうの残されていない。 小泉の亡霊としかいいようがない。 確かに、…
小沢の影響力を表面的に、払拭する人事になるようだ。 これで、一時的に支持率は、劇的に挽回するだろう。 この勢いで、参院選に勝ち抜き、菅としては本格政権へと着地したいところだろう。 政権の「体力」を「政治と金」で消耗したという「反省」に立って、…
民主の支持層をどこまで拡げるのが「適当」であるかという問題が大きい。 自民の支持層を政権与党の力である程度切りくずせるのは、間違いない。 例えば、自民政権時代、政府からの「お金」が、自民経由手に入る団体というのは、無数にあった。 それと引き換…
政治家の分類基準として、定義は不明だが「小沢」をゼロ点として「距離」を定義するのが流行っている。 なぜ、小沢が「ゼロ点」であり続けるのかといえば、「選挙」があるからだというのが、その答えだろう。 彼は、一心不乱に選挙に「勝つ」ことを考えている。 …
菅総理で決まりだろう。 後は、事業仕分けで目立った人を抜擢する。 財務大臣を誰にするのかが問題ではある。 しかし、最大の焦点は、民主の「任命責任」である。 自民末期に安倍、福田、麻生ところころ変えた。 ここで、自民党の「任命責任」の軽視が、結局「…
小沢グループの動向が注目を集めている。 マスコミの注目を集めているうちは、「動かない」のが常識だろう。 候補者は決定済みだし、後は結果を待つだけだからだ。 結局、「数」が最後にものを言う。 小沢(グループ)は、参議院選挙が無難に終われば、「禊ぎ…
予定通り鳩山は辞任するようだ。 自分で予算を組むことも無く辞めるのだから「お気の毒」としかいいようがない。 ただ、民主が政権をとるという大仕事の「後始末」と見ればさほどおかしくない。 鳩山一人の責任にするのは、馬鹿げているのだが、掘らなくてもい…
「予定通り」のダブル辞任になるのだろうな。 このタイミングは、悪くない。 これぐらい「引っ張った」方が、いいのだ。 子供手当ての支給も始まり、反小沢の目立つ人事を「断行」すれば、国民の溜飲も下がる。 民主に自浄作用があることもアピールできる。 …