インフラ整備

我々の税金の大半を、過剰なインフラ整備に回した結果、莫大な借金を抱えた。
これは、今後も長きにわたって我々を苦しめる問題だろう。
しかし、この過剰なインフラ投資が、わが国の土木技術を世界最高水準に維持してきたこともまた事実だ。
ゼネコンは政治家に賄賂を渡しただけではなく、過剰なスペックの土木工事で技術力を「芸術」の域にまで押しあげた。
ベトナムが日本の「新幹線」を導入することにしたのは、極めて「当然」のことなのだ。
こう考えると、人々が今非難しているところの土建王国日本は、アジアのインフラ整備のための研究、開発の先行投資をしていただけとも考えられる。
コンクリートから人へといっていると、そのうちコンクリートから手痛い仕返しを受けることになるかもしれない。
インフラ整備の「ノウハウ」は、金の卵かも知れないし、日本を窮地から救ってくれる「救世主」かもしれない。
コンクリート様様という時は、実はもう既に来ているのかもしれない。
安くて、丈夫で、メンテの楽なインフラをアジアに作ろうぜ!!