いつ小沢は、辞めるべきか?

一つの目安は、民主党に対する支持が自民党に対する支持を下回った場合である。
野党時代にも何度かあった民主の「自滅」パターンだと思えば、納得がいく。
「自浄作用」とは、「上に下がもの言える」かで判断する。
「自浄作用」なら、今でも自民の方が「上」ではないかと思われる。
選挙での圧勝が、権力の集中を生み、独裁を生む。
例えば、政府への地方からの陳情の小沢への一本化がその典型だが、これでは実質、地方の「声」は「無視」されることを意味している。
地方分権が進まない中で、役人との接触も「おらが先生」を通じての圧力もできないのでは、地方や業界団体が実質「刀狩」状態であることは明白だ。
小沢批判の背景や民主に対する支持の低下には、こうした捩れがある。
働く女たちは、「子ども手当て」でつなぎとめられるとしても他の支持は、危うくなる。
自民と官僚組織がきめ細かく、圧力団体の要求を吸いあがる仕組みのメリットは弊害ばかり強調されるが、メリットも大きい。
民主の「自滅」で「自民」が勝つとして、自民は以前の自民とは変化せざるをえない。
一度野党になった「自民」は、ある意味変化を「期待」できるのだ。
小沢が、強引に居座れば、民主は短命に終わると思う。