3RDB

 1,2,3,4,5,6と数えながら、吸う。6,5,4,3,2,1と数えながら吐くこれを三回繰り返す。この後、呼吸を普通に戻し、また深く吸う。これを繰り返す。吐くときリラックスする感じで、深く呼吸するとリラックスが深まる。これが、3RDBだ。
リラックスすることと、緊張することの区別をつけることが重要で、リラックスする方向と緊張が増す方向を区別することが重要だろう。
リラックスとは究極的には、眠ることだろう。そこでは、現実的な義務とか価値とかが相対化されている。
当然主な関心は、存在しないものに向けられることになる。夢である。
だからリラックスしようと思えば、現実への関心をそらせばよい。
例えば、私の場合無音の音8500Hzの音に注意を集中させるだけでよい。他の現実に音があるときでも、この音は常に背景に継続して鳴っていると気が付く。
この現実には存在しないものへと関心をシフトさせれば、自然にリラックスが誘導されると思ってよい。
だから、音でなくてもいい。架空のケーキを食べることでもいい。実際には存在しない味覚、触覚、視覚、嗅覚に注意を集中すればいいのだ。
「芸術鑑賞」の本質とは、これ以外に無い。

ジョン・ケージの動画が見つかったので、貼っておく。
http://www.youtube.com/watch?v=hUJagb7hL0E&feature=related
ジョンの教え子でもあれば、友達でもあれば、盟友でもあったロバート・ラウシェンバーグの絵も見つけたので貼っておく。
http://www.artnet.com/magazine/reviews/robinson/Images/robinson3-17-2.jpg

私は、このブルース・モーエンさんを偉大なアメリカの現代芸術家の正当な後継者として位置づけたい気がしている。