宗教のマニュアル化

私が「死後探索マニュアル」に興味を持ったのは、「死後」と「マニュアル」とのふざけた組み合わせである。
しかし、別にふざけていたわけではないと分かった。
彼は、ケージやラウシェンバーグの後継者であるばかりでなく、マクドナルド方式の正統な後継者でもある。
正統な後継者とは、その遺産を新しく展開させた人のことであって、旧来の方法を墨守する人のことではない。模倣者とは一線を画す。
モーエンさんは、後継者らしくこのマニュアルを宗教的主題に適用した。
結果的に、現在の世界宗教はローカル化され、彼が新たな世界宗教を確立しつつある。
要するに、イエス仏陀マホメットハンバーガーである。
マクドナルドは、実質的に世界宗教より広い地域に世界展開出来ているのだから、このマニュアル化の有効性には疑問の余地が無い。
しかし、ここまで書いて、もっとすごい組み合わせがあることに気が付いた。
カップラーメンである。
お湯を注ぎ、待つだけである。
水中花を考案した日本人らしい発明だ。
してみると我使命は、お湯を注ぎ、三分間待つだけで、神を降臨させることだ。
この宗教を「インスタント」とでも命名しようか?
挑戦しがいがあるが、どこから手をつければいいのだろう?
誰か教えて!!