動物

動物というのは、植物と違って空間を移動できる。
だから、環境が変化したときの対応が、まるで違う。
例えば寒くなれば、動物なら温かいところに移動する。
植物なら葉を落とす。
意外にも動物は、保守的で変化に対してまず逃げ回ることを身上にしている。
一方、植物は、逃げない。革新的なのだ。絶えざる自己変容により環境に適応する。これは、植物が環境と根や葉っぱを介して常時、直接接続しているからではないか?
その点、動物は環境に適応できない分、移動用の携帯燃料と移動手段を持っている。環境との直接の接続は絶たれている。環境に対して断続的な関係しかない。
エネルギー収集のエクササイズをしていて、ガソリン補給とか充電のイメージがするのだが、これは、動物を少し止めて、植物化する。環境と直接接続して、エネルギーを得るということだろう。
逃げられないと思った時、植物化してみようという動物の生き残り戦略ともいえる。
思いついたので一応。