近頃の催眠術

催眠術の本が2冊届いた。
とてつもなく簡便である。
以前の私なら、決して買わないタイプの本だが、そうもいかなくなったので、まじめに読んでみた。
一応、やってみたので成果は、これからということだと思う。
死後探索を経験しているので、それなりの効果を期待している。
思いつきで色々書いていたことが、「マジ」で研究され、確立された技術となり、プロのサービスとして日々改良され提供されていることに少々驚いた。
言ってみれば、無意識をコントロールするという目標に対して当然の技術革新がなされているということのようだ。
結果的に、宗教的エリートの独占物が、脱神秘化され、技術化され、大衆化されたのだろう。
別にどうということは無い。
仕組みが分かれば、それをコントロールしたいと思って当然だし、その技術開発のプロセスで多くの試行錯誤がなされ、当初よりさらに「無意識」へのアプローチが容易になる。
フロイトの無意識の発見から100年以上、みんな遊んでいたわけではない。
以前ユングの本で出くわした集合的無意識のキャラ達が、神話、物語、大衆心理の分析に応用可能だということに感銘を受けたことはあった。
ところが、モーエンさんの本なんかその典型だが、そうしたキャラに直接双方向のコミュニケーションが可能というのはやはり驚きだ。
この点をいま少しはっきりさせたいと思っている。
ちなみに、催眠誘導の仕方とモーエンさんのエクササイズには、共通点がある。
むしろ同じといっていい。
だから最初、催眠誘導から始めて、途中からモーエンさんのシナリオにスイッチすると「いい感じ」にシフトできそうだ。