天邪鬼

天(てん)の邪(よこしま)な鬼(おに)ということ。
地上的、合理的な理由などまったくない。
彼は、周囲を説得することも、自分が理解されることもあらかじめ期待していない。
気まぐれ、極楽トンボ、悪ふざけ。
鬼だから、どう考えても人ではない。
人の役に立たないばかりではない、邪魔である。
困った存在だ。
しかし、こうした連中が実在することも事実だ。
収入に恵まれ、愛情に恵まれ、家庭に恵まれ、友人に恵まれ、社会的に高く評価されているのに、なぜかこの上もなく不幸な人というのが存在する。
誰からも慕われ、羨ましがられ、憧れの人なのに、間違いなく不幸なのだ。
贅沢病?わがまま?
ワケガワカラナイ!
天邪鬼とは、我々の限界、越えるべき壁のことでもある。
身近すぎて、なかなか把握しにくい存在でもある。
本気で考えれば考えるほど、ばかばかしくなる。
ぼーっと思い浮かべると、何処にも謎は無いようにも思える。
天邪鬼が素直な子供に見える瞬間だ。
昨日のエクササイズで、思いついた。