最初は悪夢

ここのところ毎日、
催眠で、自分に明晰夢(夢の中で夢と気が付くが、目は覚めないで、夢の中で好きなことが出来る状態)が見れるように暗示をかけている。
やっと効果が現れたみたい。
最初は、悪夢。
実は、よく見ているおなじみの悪夢だ。
外国で、言葉が通じない。
英語なら少しは話せるが、英語圏ではない外国だ。
中東の大都会といった設定だ。
最初、安い簡易宿泊所のようなところに泊まる。
精算していない。
それから、なぜか超高級ホテルにも泊まる。
これも精算していない。
もし宿泊代を精算するとまったく帰りの飛行機代が足りないことに気が付き愕然とする。
どうすれば送金してもらえるのかまったくわからない。
捕まったらお終いだ。
そして、そこを出て、最初の安い簡易宿泊所のようなところを探そうとする。
しかし、この宿泊所がどこにあるのかまるでわからない。
どこで手に入れたのか不明だが、チャリでとぼとぼとうろつき回っている。
誰一人としてアテにできない。
この状況から抜け出す手立てが何ひとつない。
普通だとこの物悲しい光景でこの悪夢から目が覚める。
サイテイだ。
一日中憂鬱。
しかし、今日はいつもと違った。
暗示のお陰か?
自転車を引いて歩いていると後ろから同じく自転車を引いている人が現れた。そして私を追い越した。
そこで閃いた。
アレ、コレハヘンダナ。ユメカモシレナイ。
シカモ、催眠の暗示文の一部を思い出した。
これは、夢に違いない。
試しに、前に転がっている自転車のタイヤのようなものをブン投げてみる。
すると何も無かったように、消える。
これで確信をもった。
これは、夢だ。
私は、今度は、自分の自転車を前を歩いている人の自転車にぶつけた。
すると、前の人は、最初びっくりしたようだったが、ニヤと笑い私と握手をした。
やっと気が付いたかといった感じ。
私も嬉しくて大笑いした。
これがいけなかったらしく、もう少し探検したいと思っていたら、目が覚めた。
今から思えば、呼吸を整えれば、もう少し長くこの世界を楽しめたかもしれない。
しかし、最高の気分で目が覚めた。
結局、悪夢も心の持ちようだ。
我が霊的成長は、徐々に進みつつあるようだ。
やはり、暗示というのはこのレベルの意識をリモートコントロールする手段として有効だと確認した気がしている。
オモローー