男が女になる病気

性同一性障害などといった「障害」とは、関係ないと思っていたが、どうなのかなと思うような夢をみた。
髪が長くなり、乳房が大きくなる。
にわかに女になったので、どうその役を演じるべきか分からない。
すると母は、私を「おんぶ」してくれ、どこかに、行こうとしている。
病院、家か?
すれ違う人たちの好奇の目に耐えかね、私はおんぶをやめてもらう。
どう歩けばいいのか、どう振舞えばよいのかまるで分からない。
今から思えば、「普通」にしていればよかったと思う。

これもドッキリカメラみたいな状況だ。
これほど「変」でも、夢の中で変だと気が付くのは、なかなか難しい。
この夢を思い出すのにも、苦労した。
この辺が私の覚醒した意識の限界を示していると思う。
明晰夢をみる前に、夢を思い出す訓練というのも有効のような気がしている。

効果音のCDの中に、効果音楽もあって、「暗い気持ち」「愉快な気持ち」「ユーモラス」などと題名が付いていて、それを聞いていいるとそんな気分にちょっとはなる。
理由がなくてもそれなりの「音だけで」人の気持ちは、方向付けできるのだと改めて思った。
これを音楽の「力」というのだろう。
効果音楽を聴いて、そんな気分になったところで、その根拠のなさに笑いがこみ上げてくるので、なかなか精神衛生上効果的だ。
「もっともらしさ」というのは、物まねがそうだが笑いの汲めども尽きぬ泉だと思う。