高速道路無料化反対の論拠

高速道路無料化というマニフェストの評判が良くないようだ。
無料になるのは結構なことだと思う。
問題は、それにより財源不足になることだ。
しかし、高速の無料化による消費刺激効果もあるので、景気対策としてそう悪くはないだろう。
また、交通量が増えるため二酸化炭素が増大するという懸念がある。
確かに、そうだろう。
しかし、これは自動車の脱炭素化への技術革新を促進するという方向への政策誘導の問題であって、高速道路無料化絶対反対というのは、方向としてどうかと思う。
われわれは、節約し、近場で何もかも済ませるという「牧歌的、江戸時代的自給自足」社会をめざしているワケではないからだ。
また、ガソリンじゃぶじゃぶの社会に戻ることは、もはやないと思う。
GMは、偶然倒産したわけではない。
それなりの時代的必然があったのだ。