インド洋給油

アメリカは、給油継続、民主は中止の方向での交渉となる。
交渉事だから、最初はフッカケテくるのは定石だ。
問題は、日本として呑み易い協力に切り替えることだろう。
アメリカとしても、いきなり民主のメンツを傷つけるのは得策ではないので、損しないところで妥協ということになる。
wikによると、現在給油は、アメリカ合衆国パキスタン、フランス、カナダ、イタリア、イギリス、ニュージーランド、ドイツ、ギリシャ、オランダ、スペインに対して行われている。
当初の目的からズレタ展開になっており、社民ならずとも危機感を持つのもわからないでもない。
ただ、割合をみると、アメリカへの給油は一割ぐらいでそれほどでもないが、アメリカ以外の国からはかなりアテにされているのも事実らしい。
下手な復興援助より内輪では安い国際協力という感じはする。
一つ気になるのは、イージス艦の派遣で、アメリカ軍の節約にかなり貢献してそうで、本当はこちらが交渉事のメインらしく思える。
給油がどうのという方に目を向けさせて、何とかイージスをキープしたいのではないか。それぐらい、不自然なイージス派遣である。
派遣で思いついたが、日本の自衛隊って、アメリカ軍にとって派遣社員のようなものなのだなーと改めて思った。
私は、日本人の税金(正確には借金)がアメリカ国債購入経由でアメリカの軍産複合体に流れることが、日本における最大の安全保障上の脅威だと思っている。
インド洋給油など表層の半端なことを言う前に、アメリカの国債を今のうちに売るほうがは、はるかに国防上重要だと思う。