政権公約を反故にする方法

いきなり政権公約を反故にすれば、当然「なにやってんだか!?」ということになる。
ここで、お笑い番組の無謀な挑戦をする「芸人」達が参考になる。
極めて高いハードルを設定する。
誰が見ても「無理」と思う。
しかし、必死に挑戦する姿をみているうちに、いつしか応援してしまう。
ここまでくれば、現実に目標が達成されなくても、さほど腹が立たない。
むしろ、努力している姿に感動して、それだけで十分な気になる。
自力の無さ、突発的な事故、環境の激変に見舞われながらも、「前に」進もうとするその姿勢が評価されるのだ。
そのためには、結果だけを見せるのでは、説得力に乏しい。だからこそ、世界最強といわれる「日本のお役人」がいかに抵抗するのかを逐一カメラで追っかけて欲しいのだ。
今回の八ッ場ダムなどは、見事なまでの「お役人のしぶとさ」を感じさせる事例だ。
地元の人、知事達、評論家の後ろで役人達が「いかがなものか」とつぶやく。
民主は民意を無視し、経済性も無視している。横暴だという世論を形成しようとしている。
このやり方が上手くいけば、民主のマニフェストのいくつかを切り崩す突破口となる。
ここで民主党が妥協すれば、役人が民主をコントロールする方法が確立するとも言える。
こうしたケースが続くと、それはボディーブローのように効いてくる。
八ッ場ダムはそういう意味で、今後の行財政政改革が軌道にのるかどうかの試金石になる。
どっちに転んでもかまわないが、バトルの中継はやってほしいものだ!!