内需主導?

鳩山内閣は、内需主導とか言っている。
正直、かなり難しいと思う。
現在、内需主導で経済を運営できている国が存在するのだろうかと考えただけでも「無理」と分かる。
世界的に見れば、日本は「物」が溢れている国だ。
さらに、売ろうと思うと「無理」や「無茶」をしないと売れない。
「無理」や「無茶」をすれば、反動は大きい。
簡単に投資して「儲かる」という市場ではない。
日本に比べれば、世界には、まだ「自然」に「簡単」に売れる市場があるのだから、同じ「苦労」をするのなら、海外を目指すのはごく「自然」なのだ。
当然、投資のお金も日本から世界への流れ出していくのは、「自然」だ。
ただ、今回鳩山内閣の「25パーセント削減目標」というのは、面白いと思う。
ほとんど全ての人が「無理」「無茶」といっている状況である。
逆に言えば「やれば、スゴイ!」のだ。
こういう形で「国家目標」を提示するのは、「夢」があって愉しい。
「チーム25」が立ち上がれば、参加したいぐらいだ。
ケネディーの「月を目指す」というわけの分からない目標設定も「無理」、「無茶」だったが、結局やり遂げたし、面白かった。
「無難」よりはるかにましなのが「無茶」である。
「守り」に入る人には、「魅力」がないということだ。