危機感のない自民党??

谷垣氏優位のまま総裁選が終わろうとしている。
「危機感のなさ」とでも言うものを露呈している。
大敗のショックからまだ立ち直れないまま、自民党は呆然自失状態のように見える。
この調子だと次期参院選にも負け、野党暮らしが板についてくるまで政権交代は無理のように見える。
例えば、「子供手当て」を無理だといい続けた自民党だが、民主党がその公約を実現した場合どう対応するつもりだろうかと思う。
これだけでも、大問題で、自民党が政権をとったら「子供手当て」は「廃止」し、「公共事業を再開し、景気対策」に振り分けるという主張なのか、今回の敗北から民意を汲んで「子供手当て」は継続するつもりなのか良く分からない。
温室ガスもどうするのだろう。
新しい支持層を何処から調達するのかという戦略も一向に見えてこない。
ただ、惰性で今まで通りにやり、相変わらずの結果では、二大政党制の一翼など担えないと思われる。
分裂だけは、回避したいというかなり「守り」の姿勢にみえる。
参院選敗北後は、分裂絡みになるだろう。
少し民主のほころびが見えてきたようなので、自民党には健全野党として、厳しく突っ込んで欲しいと本気で思っている。