世界はどうあるべきか?

世界における最大の問題は、やはり「貧困」、「戦争」だろう。
問題視されつつ一向に解決の方向が見出せないのは、どういう加減だろう。
それに比べれば、温室効果ガスの削減などのほうが、少しは解決の方向に向いているといえる。
「貧困」や「戦争」の問題が解決すると、今度は「資源の争奪戦争」というより深刻な問題が発生する。
石油、石炭、金属、農産物、食料をめぐる経済戦争だ。
この資源争奪戦争に比べれば、「貧困」や「戦争」の方がはるかにマシという判断があるのだろう。
では、資源争奪戦争を回避しつつ、貧困や戦争を回避することが、いいとこどりということになる。
我々にそれを可能にする政治や技術が存在し得るものなのかという疑念がわく。