介護殺人

「あなたの犯行は思慮を欠いた独善的な犯行です。残された家族の辛さを分かっていれば、相談して思いとどまれたはずです」
裁判官の「お」言葉である。
介護し続けた89歳のおじいさんに言った言葉だ。
誰が何を言おうと自由だが、これが裁判官の言葉となれば、そうもいかない。
まず、裁判において批判すべきは、国の介護のお粗末な現状だ。

国が介護を「安く」上げようとして、家族に過重な負担をかけていることは、「独善的」犯行ではないのか?

保守的価値観につけ込んで、介護を夫婦や親子間の問題に矮小化していることは明白だ。

要するに「司法」もその片棒担いでいることを露呈している。

キミに人を「独善的」と断定する権利も権限もない。
ちゃんちゃらおかしい。

まず、キミが国家の果たすべき義務を隠蔽しているという「罪」こそまず自覚すべきだろう。
残された家族の辛さなどに言及するまえに、国家の怠慢を告発しろよ。
こんな程度の説教をするために、裁判官になったとは!!
腹が立ったので書いた。