オバマが対日政策で硬化する理由

 例えば、日本がアメリカと話をする前に、「中国」にお伺いを立てる。
アメリカにとって、[あってはならない]ことである。
今回の普天間の問題も、「元来アメリカの主権」の問題と考えると、日本への譲歩は「あってはならない」
しかし、この二つの「あってはならない」ことが、起こりそうなのだ。
一つは、小沢の大訪中団、もう一つは普天間移設の実質「白紙化」である。
アメリカの保守層の支持を取り付けるため広範な対日強硬策がとられてもおかしくない。
オバマは、日本に弱腰とみられては、ますます支持を失うことにもなる。
日本と中国が「接近」して、「アメリカ」を脅すなどあってはならないのだ。
 アメリカ国債を買い支えているのは、つまりアメリカをファイナンスしているのは、日本と中国だ。
 冷静に考えれば、近い将来、世界は中国を中心に動く。
 ニューヨークより上海証券市場の影響力の方が大きくなるということでもある。
 アメリカとしては、「人権問題」は棚上げにして、中国とガッチリ組み、「日本」を排除したいところかもしれない。
 アジアに食い込める国が、生き残れるからだ。
 アメリカの動向がとても気になる。
 勿論、日米欧で中国包囲網というのが、オススメのシナリオではあるのだが・・・・