クリントン、駐米大使と異例の緊急会談!

風雲急を告げている。
クリントン国務長官は、藤崎一郎駐米大使と会談した。
内容は普天間だが、実際は違う。
アメリカとしては、現行案で実行を念押しするということだろう。
交渉の余地など最初から「ナイ」のだ。
日本に基地問題で、先手を打たれてはまずいという判断だ。
大使との会談には、「リスク」があった。
「格」が違う人間と会うのは「体面」を重んじる立場からいって、アメリカの「動揺」を示してしまう。
この「動揺」は「相手」国つまり日本ばかりでなく、「国」の内外に伝播してしまう。
この中に、アメリカの保守層も含まれるし、「中国」も含まれる。
「中国」が「普天間移設」の日本の決定に一枚噛んでいるとアメリカが疑っているとすれば、この「動揺」は理解できる。
この疑惑を日本が晴らすつもりなら、さっさと「決めろ」ということになる。
決めないのは、この疑惑が疑惑ではないということを示すことになる。
なら、米国の安全保障を大幅に見直す必要がある。
「日本抜き」の安全保障だ。
このシナリオを書く必要がある。
勿論、それはアメリカとしては、避けたいだろう。
日本も同じであって欲しい。
「元」同盟国としては、そう思いたいのだろう。
微妙である。
日本で起きた政権交代がどういう性格のものかよく分からないのだと思う。
薩長同盟による日本支配が終焉を迎えたという見方もある。
鳩山、管、小沢ともに「西」では、ない。
「東」「北」である。
平将門、前九年、後三年、藤原三代、蝦夷の対立の歴史までは、クリントンも知るまいと思う。
「東」「北」からみると、日本は平和な統一国家ではない。