事業仕分けの効果

今まで、密室で役人と業者と族議員で決め、それを国民に押し付けていた予算編成を、国民に公開したのだ。
これは、行政権力が揺らいでいる証拠だ。
裁判員制度の導入にも同じことがいえる。
これは、司法権力の弱体化だ。
自分で仕切ることが出来なくなっていることを、表明したようなものだ。
こうした権力の揺らぎは、政治的には危険な「賭け」で、「負け」を自ら呼び込む可能性がある。
統治能力に疑問符がつくからだ。
民主への支持が高い内は、こうした「透明性」は歓迎されるし、効果もあるだろうが一旦支持を失うと逆効果になる。
財務省は、来年どうするおつもりなのか?