核ボタンをダライラマに

 時々思うのだが、もし平和な世界を「本当に」実現したいなら、ダライラマに各国所有の核ボタンを献上すればよいと思う。
これにより、武力による紛争解決の最終手段は、ダライラマの手中にあることになる。
こうなれば、武力による紛争解決よりは、「法」による紛争解決の方が選好されるようになるだろう。
 現にある核兵器を「廃絶する」のはかなり困難だろうが、「献上」なら形式的な手続きで、今すぐにでも実行可能だ。
アメリカが自分の核ボタンの「献上」と引き換えに、核保有国と「共同献上」するように条約を結べばよい。
これにより、アメリカを非核化できるメリットは、核保有国にとって大きい。
アメリカにとっても、膨大な軍事費を節約できるメリットは、大きい。
ダライラマが嫌いなら、ノーベル平和賞の受賞メンバーに引き受けてもらってもいい。
「平和」は割りと簡単に実現できる。
困難なのは、ほとんどの人が、本気で「平和」を実現しようなどと思っていないらしいという点にある。