経営に失敗した巨大企業を潰せる仕組み

言うのは簡単だが、作るのは難しい。
一応、株式会社なので法的整理は、理屈では可能だ。
しかし、実際にはできない。
潰すコストが、存続させるコストを大幅に上回るからだ。
国際的競争力を維持するために、企業は巨大化することにメリットがある。
開発費用、人材確保は勿論、競争相手と合併すれば、独占利潤が上乗せされる。
しかし、経営リスクは、もはや天文学的な水準に達する。
このリスクをコントロールするマネイジメントのイノベーションが必要なのだ。
これも言うのは簡単だが、難問だ。
競争力を維持しつつ、リスクを分散する。
分社化、事業部門ごとの独立採算では追いつかない。
巨大企業であればあるほど、逆に個人レベルでの独立採算にすべきだが、これまた言うのは簡単だが、難問だ。

結局、「保険」の積み立てを今より少し上げようという結論になるところが、何とも言えない!