2010-04-11 自由主義 絶対王政の後、自由主義と共産主義の並立、そして社会権の拡大による福祉国家の成立。 共産主義の崩壊、福祉国家の行き詰まりが「今」ということだろう。 しかし、ヨーロッパが通過した、福祉国家という歴史的なプロセスを日本は通過していないし、アメリカはやっとその入口にたった程度だ。 そして、理念無き世界で「百家争鳴」状態ということになる。 いい年のお爺ちゃん達が「立ち上がれ」などというのだから、その混迷ぶりが推察できるというものだ。 この混迷の中心に鎮座しているのが、「自由」である。 「自由」は、老いた。 成熟することなく、死のうとしている。