橋下徹の「大阪維新の会」

単なるタレント知事かと思っていた。
しかし、ここにきてその手堅さが際立つ。
中央からの政界再編がほぼ不可能であることがはっきりしてきている。
橋下徹は「戦国大名」に一番乗りをしたようにみえる。
中央政府の権力が弱体化した場合、その弱体化を補強するように地方政府の権力は増大する。
地方での知事が専制君主化するといえる。
石原みたいな感じ。
あらかたの戦国大名は、天下統一の野心をもちながらも、その権力を「普遍化」することが出来なかった。
橋下知事が、この「普遍化」に成功するかしないかは、「大阪」の「経験」がどこまで「普遍的」でありえるかにかかっている。
大阪の規模から言えば、それが可能にみえる。
東京がどうなるかも興味深いが、大阪の方が「若い」分期待が持てる。
おそらく、橋下に続く動きが、地方で起こると思う。
地方同士がどのような「同盟」関係を結ぶのかなと思う。
もっとも今は、足元を固める時期であるようだ。