日本市場

新興国では、立身出世が「生きた目標」でありえる。
そのための学歴資本の蓄積に余念がない。
日本では、そういう状況は精々70年代までではなかろうか?
あれから、少なくとも30年は経過した。
いかに「やる気」を維持するかが、最も困難かつチャレンジングな課題になっている。
自己実現とか遊びなどと言われて久しい。
私は、人生を豊かで多様なものにしたいなら、役者になるか学者になるしかないと思う。
全ての人が創造的に知的な生産に携われるとは思えないので、多くの人は「役者」になるしかない。
とはいえ、全ての人がリアルな世界で役者でありえない。
バーチャルな世界で、いろいろな役をシュミレーションする。
そして、シュミレーションの性能は上がり続けるので、バーチャルはリアルとシームレスな世界になるように思える。
日本市場は、シュミレーション市場なのだ。