「ばら撒き批判」への「批判」

穴を掘って埋めるだけでも公共事業としては、「合格」だ。
なぜなら、この公共事業により、雇用が生み出され、この事業に伴う賃金、設備、サービスと波及し「乗数効果」を生むからだ。
公的部門が支出することで、民間の投資不足を補う。
土建国家の真骨頂とはそういうものだ。
だから、利用されない「空港」や「道路」や「ダム」は国民目線では「無駄」でも、それなりの経済効果を既に生み出したと言える。
何回も穴を掘って埋めるうちに、段々「穴堀が上手」になることも事実で、他の国が穴を掘りたくなったら「お手伝い」が出来るようにもなる。
不況下の公共事業についていえば、その「額」が問題であって、極端な話「中身」はどうでもいいのだ。
「減額」は困る。
それだけが、「ばら撒き」に対しての有効な「批判」だろう。
そういう意味で、今回の民主の「ばら撒き」は評価できる。
今のところ国債も「暴落」していないし、別にいいじゃないの!