スパイ交換

アメリカで捕まったロシア人のスパイとロシアで服役中のアメリカ人のスパイが「交換」された。
スパイ活動は、かなりの重罪である。
違法行為でもある。
当然収監され、服役するのが筋だろう。
「美人スパイ」だからといって刑を免れることは普通ナイ。
しかし、アメリカ大統領とロシア大統領は、互いの「スパイ活動」を認めた上で、それを「交換」することにより「チャラ」にした。
両国の「友好な外交関係」にとってこの措置が「よい」と判断されたのだ。
スパイ天国でもあるわが国で同様の事件が摘発されたとき、わが国の「政治指導者」は、このような「大人」の反応を示すことができるのだろうか?
国家とか国益というものが、通常の感覚や価値とはずれているという事実を思い出させてくれる。
国民目線を強調するのも、ほどほどにして欲しいと思ったりもした。