為替介入のタイミング

政府が為替介入をするタイミングとして、「いつ」が良いのか?
ここで、「政府」と主体を限定するからワケが分からなくなる。
私が「政府」の立場なら円高対応として、円売りドル買いなどはしない。
ヤルヤルと口先介入をしながら、逆に円買いドル売り介入をする。
すると、そのうち、70円台まで円が急騰してくれる。
これは無いよなというところまで円が急騰した段階で、一転円売りドル買い介入をする。
こうして、まさに円高を主導している投機筋に一泡吹かせることができるといえる。
政府といえども、市場に参加する以上「禿げ鷹、投機筋」として、振舞わざるを得ない。
もっとも、これはインサイダー取引以外のなにものでもないことは、いうまでもない。
市場への介入が微妙な問題を含んでいて、そう簡単ではないと言いたい。
要するに、自己言及的なのよ。
一見、マトモな政府批判を当人はやっているつもりでも、実は禿げ鷹投機筋のスポークスマンを「タダ」で演じている「お人よし」でしかないのだよと言いたいのだ。