米軍放射能専門部隊が訓練公開の意味=再臨界

とても、異例の「訓練公開」だと思う。
報道レベルでは、福島原発は収束に向かっていることになっている。
それなのに、アメリカ軍だけやけに張り切っているようにみえる。
おそらく、「宣伝」だろうと思う人もいるだろう。
普通であれば、私もそう思う。
しかし、今回は違う。
彼らは、データとその解析から、「最悪の事態」を不可避とみている。
ところが、日本の当事者達は、隠蔽と先延ばしを選択している。
再臨界」の一言が、いえないのだ。
再臨界再臨界再臨界
私は、何度でも言ってやる。

アメリカ軍は、「最悪の事態」を想定して、特殊部隊を実戦配備している。
今はまだ、「爆発」はしていない。
しかし、いずれ爆発する。
米軍の流した映像は、明日の作業員達の救出のシーンを先取りしているのだ。
米軍の訓練公開は、米国政府の日本政府に対する「再臨界」という情報公開の要求ともとれる。
いずれ分かるのなら、「今」言うべきだという至極まっとうな主張である。
日本政府としていは、「再臨界」ではあるが、「手は打ってある」と言いたいのだ。
しかし、「再臨界」で「打つ手」は限られている。
避難区域の拡大と作業員の退避である。
パニックは、不可避だ。
手詰まりの中、火山にバケツで水をかけている。
そんな場合ではあるまい。
一号炉の「圧力容器」の圧力と温度の不気味な上昇。
計器の故障?
誤作動。
本当かよ!
隠すなよ、いまさら。