続アメリカと銃

日本薬学会のサイトより、
プラセボは、色、重さ、味及び匂いなど物理的特性を可能な限り被験薬に似せ、かつ薬効成分を含まない「偽薬」である。患者が薬を使用し症状改善が見られた場合には、その原因としては、医薬品による治療効果のほかに、疾病の自然経過、平均への回帰、被験者・治験実施医師の期待、試験に参加していることによる効果、診断・評価の主観的要素等も要因として加わってくる。プラセボ対照試験では、盲検化とランダム化が可能となり、治験薬作用以外の全ての潜在的な影響をコントロールできる。例えば、盲検化されたプラセボ対照試験では、被験者と治験実施医師の双方が実薬を投与されていない被験者がいることを知っており、両者の期待により生じる改善の程度を減らすことができる。プラセボ対照試験は、他の同時対照試験よりも少ない被験者数で、治験薬の真の治療効果を検出できる点で効率的であるとされている。」
これってノンアルコールビールと同じ感じがする。
ビールを飲んで酔っ払ったことのある人は、ノンアルコールビールでも酔っ払うらしい。ビールでよっぱらったことのない人はノンアルコールでは酔わないそうだ。
プラセボは、本当の薬が効いた患者に対して、本物並に効く可能性がある。要するに脳が前に効いた薬と同じだと勘違いすれば、それをきっかけに「本当に」治癒プロセスが展開すると考えられないだろうか。
薬は病気を治すにではなく、人間の抵抗力を正常化させるきっかけにしか過ぎない。微量で続くが、継続して服用するのは危険な薬の場合、途中で臭いや形状や味が同じプラセボに切り替えても薬効が効く可能性がありそうだ。
何となく説得力のある仮説だが、ひょっとして医療業界では常識なのかな!!
同じことを以前にも聞いた気がする。プラセボは、「万能薬」なのでちゃんと解明すれば、ノーベル賞ものだと思う。