続アメリカと銃

俳優、女優、芸術、映画、宗教もある意味、偽薬プラセボではないか。俳優であれば、本物より本物らしい役柄を演じて十二分に脳を騙してくれる。それどころか、芸術の実践では、架空の人物や状況の創作も盛んなので、実際には存在しない「薬」の効果をあらかじめシュミレーションできる可能性さえ示唆している。
現在治療困難な難病に効きそうな味、におい、形状をした有効成分を全く含まない「偽薬」が本当に効く可能性がある。もちろんその時は、偽薬の対照である偽薬は、違うにおい、違う味、違う形状にしてみるべきだろう。
騙されたくないと人は思う。
騙されるにしても、上手に騙して欲しいと。
本物、純金が大好きなのだ。
安心だから。
しかし、本物の薬といわれるものは、本来人間の持っている免疫系を正常化あるいはサポートするきっかけを与えるものでしかない。我々自身の免疫系を正常化するモノは、全て本物の薬、よく効く薬なのだ。
 アメリカがハリウッドを持っているのは、偶然ではないだろう。