バドミントン

相撲なら土俵。ボクシングにはリングがある。リングに追い込まれるとかいう言い方もある。さらに、碁では、隅を確保するときに碁盤の枠が強烈に意識される。要するに、プレイヤーの立つ舞台を、いかに「味方」につけるのかが問題となる。スポーツは、相手を打ち負かすことが問題ではあるのだが、むしろこのプレイグラウンドを自分の味方につけれるかどうかの問題の方がはるかに大きい。結果ととして、プレイグラウンドを味方に付けれた人が、勝負を優位に進め、勝利を手中にするだろうからだ。
バドミントンは、空中戦なので相手のコートに上手にパスを通すことができる方が勝つという言い方も出来る。レシーブする側でいえば、それを阻止することが次に繋がる。相手のコートは、自分の味方であるということだ。
しばらくバドミントンをやってみて分かったのだが、相手コートが自分の味方でありそこにシャトルをパスする感じなのだ。逆に、自分のコートが自分たちにとっての壁、敵であるとも言える。
同じコートでもまるで意味合いが違うのだ。