ささいなこと

ささいなことには、二種類ある。
本当にささいなことと本当はささいではないことだ。
この二種類のささいなことは、区別できない。
もし、人が優先順位をつけて、効率よくなどと考えていたら真っ先に切られるのが、この「ささいな」ことだろう。
だから、優先順位をつけてなどという人を私は信用しないことにしている。
「現在の利害」を固定して、絶対化しすぎて、かえって危うい。
ひょっとしたら、本当にささいなことというのはなくて、本当はささいでないことしかないのかもしれない。
ただそう見えるだけ。