草なぎ剛の味方

別にファンではない。
しかし、明らかに騒ぎすぎだ。
こうした社会的過剰反応に対して冷静な見方を供給する必要がある。
深夜に、一人の若者がお酒を飲みすぎて、公園で服を脱ぎ、大きな声で叫んでいた。
それだけのことである。
それを見かけた近所の住人が、警察に通報する。
通報された警察は、現場に直行する。
少し押し問答があって、警察で保護。
翌日、反省して、二度としませんと約束して、おしまい。
これで、十分だろう。
なんの不都合もない。
このように展開しなかったのは、何故なのかと問うべきだ。
まず思いつくのは、ここのところ連発している大麻汚染に対する警察の苛立ちだろう。
振り上げた拳を下ろす必要があった。
送検するほどの「事件」かよ。
微罪処分で十分だ。
ここで真に問題なのは、権力の濫用であり、半ば自動的に増幅される情報の肥大だ。
何処にも安全装置というか普通の分別とでもいうべきものが働いていない。

彼は裸だった。
これほど、平和な光景はないのではないか?
人々が無防備に生きていける世界は、望ましくない世界だろうか?
なぜ、裸をそれほどまでに恐れるのだろうか?
草なぎ剛を大人気ないとか社会的に幼稚だとかいうのなら、ジョン・レノンだってそうだ。

想像しよう、みんなが裸でなんの心配もなく生きていける世界を!!

私は草なぎの味方です!!