ケーススタディー

昨日の続き。
確か、お金がなくて病気で保険が利かない場合に、募金までいった。
高度な医療は、高価である。
全ての人に高度な医療を供給するのは、不可能だ。
しかし、理念としては、全ての人に最高の医療をということになっている。
これについては、社会的コンセンサスがある。
結局、今回は法案が衆院を通過するところまでいった。
病気は、個人の問題から社会的地平に漂流してきた。

一見個人の悲劇、個人の問題ということになっているが、それはそういうことになっているだけのことで、何かをきっかけに個人の領域から漂流し始める。

孤独死、引きこもり、自殺、介護

いわゆる個人の領域に留めようとする力と社会的な地平に回収しようとする力の間で、綱引きが続いている。