成長戦略

成長戦略で思うのだが、何か新しいこを生みだす人に共通するものを見出すことが重要だろう。
今も昔も何らかの新機軸を生み出すのは、「オタク」のような気がする。
平安なら、貧乏貴族、室町ならお坊さん、江戸なら町人、今なら「オタク」
大体、科学者といわれる人達のイメージは、限りなく「オタク」に近い。
だから、「オタク」でもある麻生首相の方が、成長戦略に対しては期待が出来るという気がする。
民主党のいう「内需主導」の景気回復やグリーンニューディールだけでは、ちょっと心もとない。
言い換えれば、金はないがヒマがあり、頭がいい。人の言うことを聴かない、聴かなくても済む「余分な」階層に新機軸を期待するという発想だ。
大量消費大量生産の世界では、新しいライフスタイルを生み出したのは、一部の金持ち達だった。
当然、彼らを中心にお金が回る仕組みに妥当性があった。
しかし、多品種少量生産の世界では、「オタク」が新たなライフスタイルを創出する。
お金もちが、刺激的存在でなくったということだ。
金で金を買うようになったとき、お金持ちは、さらに金持ちにはなったのだが、金持ちはその本来の役割を失ったのだろう。
ありそうな話だ。