どう考えても自分の葬式・・・・

昨夜、自分の葬式をしている夢をみた。
とても夢とは思えない。
実は一度ならず何度かこの手の夢はみている。
死んだ人間は大抵そうだが、死んだという自覚がない。
私も自分の葬式なのに、誰か別の人の葬式と思い込んでいる。
だから、誰が死んだのかもわからないまま香典はいくらにしようかなどと迷っている。
私は「現にここに生きている」のだから、死んでいるなどと考えることなど出来ようはずもない。
全ての状況が、私がこの葬式の中心にいることを示しているにもかかわらず、誰か他の人の葬式と勘違いしているのだ。
予定よりかなり大目の弔問客が集まってしまって、部屋はすぐにいっぱいになり、予備の部屋にも人が一杯になっていた。
厳粛な雰囲気が漂う。
浮かれた感じというものがなく、沈鬱なのだ。
殺されたか、不慮の事故か?
相当影響力のある人物だったようだ。
もっとも私は「へーこんなに一杯」などと暢気な感想が浮かぶ。
何人かは、親族だと思われ、品定めをしている。
前世、私は非常に盛大な葬式とともに弔われたのだろう。
この人の「生まれ変わり」としては、この人にいい加減往生してもらいたいと思う。
それとも、単なる浮遊霊の憑依現象か?