小沢チルドレン

民主党の今後を占うものとして、小沢チルドレンの動向が囁かれている。
100人を超える大派閥が民主党に成立する。
しかし、これは逆に政局を安定化させるように働く可能性の方が高くなると思う。
要するに民主主義なのだから、小沢派の意向を無視して民主党が重要事項を決定することはありえないことになる。
むしろ、求心力が生まれ、寄せ集めという長年の民主の弱点も修復されるとみた方がいい。
民主党が割れる可能性は、低くなったとみるべきだろう。
もちろん、小沢豪腕、小沢院政、二重権力などと批判は起こるだろうが、多数から支持されているという事実は、重い。
確かに小沢チルドレン小泉チルドレンに似ているが、よりましな運命をたどる気がする。
今回の「女刺客」の選択をみていると小沢氏の政治的な「センス」のよさを感じる。
どこか良質の日本映画的な感性を感じるのだ。
政治家はエリートだが、必ずしもエリートが政治家に向いているわけではない。
その辺の違いだろうと思う。