オーバードクター

博士課程にいき「博士号」をとりながら、コンビニで働いている人のこと。
悪魔の辞典風に言えば、そういうことのようだ。
人の嫌がる「勉強」を一生懸命して、この結果はとても不思議だ。
国としても彼らの知的ポテンシャルを最大限生かすことが望まれる。
私は、オーバードクターが経済的に自立できる仕組みを作る必要があると思う。
そのためには、研究出来る環境が必要だろう。
資料、発表の機会、収入、理系なら実験環境。
さらに必要なのは、研究の「理解者」だ。
理解者とは、ファンでありヘビーユーザーでもある。
とりあえず、タダで発表出来、その発表を読んだファンが少額でも簡単に献金できる公的仕組みを作るべきだろう。
未だに、安く少額決済をできる仕組みが出来ないのは、不思議だ。
システム開発に金がかかるのは分かるが、難しくはないだろう。
こうしてある程度の理解者を獲得できた研究者は、自立して研究に打ち込めると思う。
こうした環境下で、生まれたアイデアや洞察を次に保護する必要がある。
特許は、当然タダ。
そして、製品化されれば、すでにヘビーユーザーが彼にはくっついているので、ある程度の売り上げを予測でき、製品化リスクを軽減できる。
 商品が売れるとなれば、企業や銀行が放っておかない。
 例えは悪いが、町で一番のイケメンとなれば、一応他の町でもそこそこいけるものだからだ。
こうして、コンビニ店員だった男は、多くの雇用と税収を生む企業家になれる。