舛添温存戦略

舛添が総裁選出馬を見送るそうだ。
一応、党勢回復は、二番手以下がやって、政権奪還は舛添という算段だと言うことらしい。
自民党の「人気者でいこう!」戦略も変更を余儀なくされたということのようだ。
この程度の戦略変更でこの難局を乗り切ろうとしているとしたら、どうなのかと思う。
多分、見習うべき「先生」は、民主党、苦闘の13年だろう。
長丁場の野党暮らしを想定しなくても、自民党の主導権を担うのは、50代あたりの年齢の議員たちだろう。
3回か4回ぐらいの当選回数の中堅がまとまらないことには、お話にならない。
負けた自民党のリベンジの物語を書けるのは、どう考えてもこの世代だ。
自明だと思う。
自民党のリベンジには、注目している。
早晩行き詰る可能性のある民主の福祉国家政策のどの矛盾を突き、どう政策化するのかというプロセスがスリリングだからだ。
小手先のスキャンダル探しも結構だが、その程度で政権が転がり込むと思って欲しくない。