民主党は既得権益化を阻止できるか?

民主党は、自分のマニフェストにより膨大な既得権益を生み出すことになる。
子供手当て」を手にした親達は、その制度が如何に不合理にものになっても、その権益を守ろうとする。
子供手当ての「減額」、制度の見直し、あるいは廃止に対して「当然」のように反対する。
あるいは、高速道路の無料化は、高速道路の利用者は自分の権益をまもろうとするだろう。
自民党も政権を取り返そうとするなら、民主党の政策を踏襲する必要が出てくるかもしれない。
未来永劫に「正しい」制度というものは、ない。
制度はどこかで「時限的なもの」「条件付」のものである。
制度を創設する以上、「制度」を廃棄する条件の明示も必要だろう。
制度矛盾が誰の目にも明らかである場合であっても、惰性が働く。
政権交代がフィードバックのチャンスではありうるが、他の選択肢もあるべきだろう。
民主になったら、全てバラ色というわけではない。
厄介な既得権益を生み出すだけに終わる可能性がある。