世界はどうあるべきか?

貧困、戦争が再生産されるのもこの仕組みと関係している。
貧困で貧困をなぞり、戦争で戦争をなぞる。
貧困を避けようとして、貧困を持ち越すか周辺に押し付ける。
戦争を避けようとして、戦争を持ち越すか周辺に押し付ける。
真剣に考えれば考えるほど、傷が大きくなっていく。
普通は、傷は「時」が解決してくれるはずなのだが、それが通用しない。
これはある意味、画期的記憶術といえる。
恐怖が大きければ大きいほど、恐怖を回避することの喜びも大きい。
この喜びがさらに恐怖を呼び寄せるのだから、始末が悪い。