二番底

景気が二番底を探る展開だ。
リーマンショック以後の時間稼ぎの一年だった。
この一年のパーフォーマンスをもとに、どこが生き残るのかという選択が起こるのだろう。
ショック直後は、疑心暗鬼でなにがどう出るのか得体のしれない恐慌状態だったが、各国財政当局の手当てや各企業の恐慌シフトの結果が出揃いつつある。
この政策はうまくいった。
この販売戦略は、成功した。
どこへ、どうやって進むべきか?
といったデータも少しは取れたとみるべきだ。
勿論、十分な時間もデータも望むべくも無い。
見込みの無いところは、さっさと見切って、見込みがありそうなところに、突っ込んでいくしかない。
急激な円高がどこまで進むのか?
それにより、どこまで雇用が悪化するのか?
デフレスパイラル
悪い連想が続く。
しかし、明らかにこの一年は貴重な時間だった。
少なくとも、情報のレベルで一年前よりはるかにマシな状況に我々はいる。
リーマンショック微分が可能なのだ。
微分が可能なら、全体像がおぼろげながら掴める。
底なしではないという感触は、なんという「慰め」だろうと思う。
とにかく、生き残ろうぜ!