雇用の確保

輸出産業を中心に雇用調整が起こる可能性が高い。
このままだと失業者が巷にあふれる可能性がある。
為替介入は、裏目に出る可能性が高い。
アメリカの意図的ドル安誘導などというが、馬鹿げている。
今のアメリカにドル安を止める力があるとは思えない。
ドル安容認ではなく、ドル安以外の選択肢がないというだけのことだろう。
要は、スピードが早すぎると、傷が深くなるから、なるべくゆっくり円高になって欲しいというだけのことだ。
長期的には、円高は避けがたい。
日本は脱アメリカシフトに拍車をかけるしかない。
緊急雇用対策を進めるべきだろう。
政府がもたもたしていると、それだけ「傷」が深くなる。
エコポイント、エコカーが効果的だったのだから、この品目を拡大させるべきだろう。
贈与税の一時緩和も効果的だろうし、子ども手当ての一括支給もいいだろうと思う。
需要の先取りなどという、未来を確定的に想定するという馬鹿げたロジックは無視すべきだ。
財源は赤字国債で賄えばよい。
民主政権は、幸い人気がある。
不人気な政策も、ちゃんとメリットを説明すれば、逆に責任政党として信頼され、人気を維持できる可能性が高い。
雇用対策をすれば、物価は安くなるので、その分消費税を少々上げてもいいのではとやはり思ってしまう。
ブレーキとアクセルを同時に踏むなどと聞いた風なことを言わないでもらいたい。
そうしなくてはならない場合もある。
タイミング的に、事業仕分けも終わった段階で、思い切った緊急経済対策をパッケージにして打つべきだ。
このままでは麻生の方がマシだった言われる。
慎重な物言いの鳩山だが、ここでも、亀井静香がいい「セン」をいっている。
面白い男だと思う。